被災地の復興を願い、社員総出で対応し半分の納期に!


kim東北地方震災の津波で相当数の船舶が陸地に打ち上げられたり海底に沈んでおり、船の撤去作業や引き上げ作業が急がれている。この作業には、重量物に耐えうる特殊加工を要したワイヤロープが必要となる。(写真は作業のもよう)

九州地区・中国地区では唯一の太径ワイヤロープの端末加工まで出来る㈱KIM(ケイアイエム 北九州市八幡西区美吉野町 池上幸二社長)は、4月の半ばに震災地の船舶の引き上げ用のワイヤロープ加工の受注を受けたが、被災地の一日も早い復興を願い通常の注文から3カ月前後要するといわれる納期を全社員総出で取り組み等して半分に短縮させ、5月末の納品を目指している。

KIM2重量物を吊り上げるためには、太径のワイヤロープにアイスプライス加工という処理を施さないといけないが、作業の殆どは人の手によるもので肉的労力を要する。ただし、加工には特殊技術を要するため、加工ノウハウや経験がものをいうという。一般的なワイヤロープを既製品が主流であるが、こういった重量物をつるワイヤロープは受注生産となり、このような太径ワイヤロープの加工には、ワイヤロープの製造に2ヶ半から3カ月かかるという。(写真はアイスプライス加工が施されたワイヤロープ)

「ワイヤロープは、取引メーカーさんの尽力でわずかひと月で製造してもらいました。弊社が行うアイスプライス加工には通常2週間は要しますが、1週間で加工を終わらせる予定です。5月24日加工を開始し、毎日、全社員夜10時頃まで残業し今度の土日も返上して作業にあたり、5月末の納品を目指しています。1日も早い被災地の復興を願っております」と池上社長は話す。

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