佐賀県内倒産集計7月度

件数は7件と33ヶ月連続で1桁台となり、過去10年間では7月度としては件数は6番目、負債総額の37億6,100万円は10億円以上の大型倒産の発生もあり過去10年間では7月度としては最高の水準、更に1月~7月までの累計も最大を更新した。不況型倒産は7ヶ月振りに過半数を下回った。業種別では建設業が3件発生し2ヶ月連続で最多業種となった。消滅型の破産手続開始申立及び準備での倒産は7件(構成比100.0%)全てで、再建型の民事再生法適用での倒産は無かった。佐賀県内においても、倒産件数自体は33ヶ月連続して1桁台と低水準が続いているが、負債総額は過去10年間で見ても7月までの累計は最高のペースで推移してきている。また、ここにきての急激な超円高は輸出産業主力の製造業にとってはかなりの痛手で、県内においては自動車産業関連の製造業者への影響が危惧されるほか、玄海原子力発電所の原子炉再稼働は暫く時間を要する事態となっており、製造業を中心とした節電による生産活動の停滞、世界同時株安等環境面は大きく低下している。また、東北地方太平洋沖大震災の復興に伴う公共工事予算の集中により県内公共投資が減少、県内基幹産業である建設業にとっては受注環境への悪化が懸念され、倒産は徐々に増加に転じる可能性をはらんでいる。

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